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Company会社情報

Vision-ビジョン-

旅館業を通して地域の発展に貢献できる
百年企業を目指します。

弊社は、鳥羽にて宿を創業し2022年に70周年を迎えました。これまで常に念頭に置いてきたのが、「つぶれない会社づくり」ということです。弊社のようにタイプが異なる宿を展開していくことは、事業の発展を考えると一見遠回りに見えるでしょうが、そこには経営リスクを分散するという思いがありました。観光業界のマーケットニーズはわがままなところがあり、時代と共に変わっていきます。それを先読みするのは難しいことなので、あえて経営の柱を分散するようにしたのです。旅館業は裾野が広く、経営の良し悪しが多くの取引先に影響を与えることになりますので、社会的に大きな責任を担っていると考えます。その一方、裾野が広いだけに食材の地域内消費、地域雇用の創出、それらに伴う地方税収や行政企業会計収入などを生み出すことから、地域経済の優等生とも言われています。今後も安定した経営を推進し百年企業を目指すことで、地域経済振興の一翼を担っていきたいと思っています。

安定した大木に光が挿す

時代に合ったマーケットバランスを考えながら、
距離の近いおもてなしを。

2003年、国交省のVJC(ビジット・ジャパン・キャンペーン)に始まった訪日客誘致は、国内需要が減少するなか宿泊業界にとっては大きなチャンスと捉えられ、こぞって大きな投資が行われて来ました。特に首都圏や有名観光地には大手資本も投入され、洋スタイルのホテルは増加の一途を辿っています。それに圧倒される形で、中小の旅館は逆に減少する傾向にあり、それは今後も続いていくものと思われます。しかしながら今回のコロナ禍による訪日客の減少は、インバウンドにシフトしていたホテルなどには大きな爪痕を残す結果になりました。

そのなかで弊社のグループ旅館は、国内顧客の割合が高くインバウンドの割合が低かったことから、コロナ禍による影響はほとんどなく、逆にお客様から「スタッフの方の顔を知っているから安心」とのお声をいただき、コロナ禍でも多くのお客様にご利用いただくことができました。これも、これまで常により近い距離間でのおもてなしを心掛けてきたことによるものと自負しております。

残念ながら国内マーケットは、少子高齢化で今後はどんどん縮小していくものと思われます。そのため海外からのゲストも迎えていくことになりますが、常にマーケットバランスを考え、今後もお客様の体温を感じ取れるような距離感でのおもてなしを大切にしていきたいと考えています。

Philosophy-グループ理念-

豊かな心を持って宿泊業界の社会的地位を
高めていきます。

弊社は企業活動を通して、宿泊業界の社会的な地位を高めていきたいと思っています。そのためには、働く従業員の方たちの豊かな心を育むことが大切だと考えます。豊かな心は豊かな生活基盤のもとで育まれるもの。従業員の方の所得の向上はもとより、働きやすい職場環境を作るための取り組みにも力を入れています。

サン浦島の社是としてきた「の心」の精神を貫く。

サン浦島では、創業当初から『われわれ、浦島人は「の心」を貫く』を社是としてきました。「の心」というのは、人に対する時の心の持ち方や考え方を象徴するもので、例えば「私のあなた」と言うと、相手との距離が近く思いやりの気持ちが伝わります。「の心」には、隣人をはじめ全ての人を大切に考え、全てのことを自分の事として捉えていくことが大事であるという思いが込められています。宿にお泊りいただくお客様に対してはもちろんのこと、従業員の間でも「の心」の精神を貫くことで、グループみんなが仲間意識を共有しながら強調し合い、一丸となって発展していきたいと考えています。

社是

Mission-ミッション-

各館の魅力や強みを明確にし、
中長期のビジョンや戦略を提案。

私共のグループが有するそれぞれの宿では、現場力を重んじた運営を行っており、お客様からは高い評価を頂いています。そうした運営方針に関しては、今後も大きく変わることはないでしょう。ホールディングスとしては、デスクワークの時間的制約や部署間の時間帯のずれなどから、一同で協議していくのが難しい中長期のビジョンの策定や投資計画などについて、それぞれの宿や部署別に現場の声を吸い取り、意見をまとめて方向性を打ち出していくという役割を担っていきたいと考えています。

戦わない、真似しない
「個性ある宿づくり」の推進をサポート。

弊社では、これまでゲスト人数を追求するのではなく、「私共の宿にマッチしたゲストはどういう人か」また「どういうゲストをお迎えしたいか」ということを第一に考えて参りました。そのうえで、ここ30年近くメインターゲットとしてきたのが「ご自分の財布から宿泊代をお支払いいただくゲスト」でした。ご自分の財布から支払うだけに、時には厳しいお言葉を頂くこともありますが、それにより育てて頂く事もできました。今後もお客様の声に耳を傾け、精進していく姿勢は変わりません。そのうえで、よく使われる言葉ですが「オンリーワン」として他とは比べられない弊社ならではの「個性のある宿・特徴のある宿」を作っていきたいと考えています。経営戦略の一つとして、それをサポートしていくのもホールディングスの使命であると考えています。

会議

環境保全、会社づくり、地域貢献など、
さまざまな取り組みを積極推進。

経営戦略を遂行するためには、自然の景観や食との関りが深い宿泊業界の我々が先頭を切って環境問題に取り組んでいく必要があると考え、弊社ではいち早く環境対策への取り組みに着手。化石燃料の不使用、CO2の排出削減、宿の再生による環境負荷の軽減などに努めております。また社員のための「働きやすい会社づくり」の取り組みや、地域を活性化するための取り組みなどにも力を入れています。

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